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ご近所で保存されている都電6000形の世界


▲荒川車庫で保存されている6086形

前回、ぶらりと都電荒川車庫に行き、6000形を見かけたお話でした。で、ご近所には嬉しいことに何台か6000形が保存されておりますので、前回ご紹介したネコパブリッシングのRMライブラリ、江本廣一著「RML19 東京都電6000形」で調べた情報なども織り交ぜながらご紹介したいと思います。

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▲荒川車庫の6086号車、大きな羽深式方向幕と側面アルミサッシ、高い位置にある雨樋がスマートな印象です。

6086号車 昭和23年度 日本鉄道自動車工業製造 昭和41年度大栄車両更新修繕

大栄車両というと京成電鉄の車両製造会社というイメージですが、ウィキペディアによると京成電鉄との資本関係は無く、「近隣にあった都電柳島車庫から電車・バスの修繕を請け負ったのが鉄道との関わりの始まり」とのこと。意外な事実ですね。さらには大栄車両自体は京成3500形の更新工事を最後に鉄道車両製造からは撤退したとのことで、鉄道車両製造会社の栄枯盛衰を見る想いです。

さて、この大栄車両が更新した車両は都の芝浦工場で更新したものに比べて「出来ばえはずっと良好であった」(RML19 東京都電6000形)とのこと。こうして生き残っているのもそうしたおかげかもしれませんね。

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▲続いて近所の荒川遊園地に保存されている6152号車

筆者などは、6152がイエロー時代、雪が降るとスノープロ-をつけて出動する車両というイメージがありましたが、その後、この緑とクリームの都電オリジナルカラーに復元されて、しばらく営業運転していましたね。そのとき一度でも乗りに行けばよかったのに・・・一度も乗らず、写真も撮らずで大後悔なのでした。

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▲塀の隙間に手を入れて撮影・・・

6152号車 昭和24年度 日本車両製造本店製造

比較的後期に製造されたこの車両。昭和24年度からは外板の厚みも増して(1.6mm→2.3mm)しっかりした作りになったようです。外見上の特徴は、オリジナルの小さな方向幕、側面窓はアルミサッシ化されてますね。雨樋の高さは真中です。

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▲屋外にさらされている割には綺麗に保たれておりますのでホッとします。

昭和42年度以降は都電の廃止が決まっておりこの車両までは更新工事が行われなかった、それがこのオリジナル方向幕が残った経緯なのでしょうね。少し寂しくもあり、しかし原型が保たれた喜びも感じます。

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▲お次は王子、飛鳥山公園に保存されている6080号車

6080号車 昭和23年度 新日国工業製造 昭和38年度交通協力会車両更新修繕

屋根の下という恵まれた環境で保存されている、と思われがちですが、この6080号車、窓ガラスは破られ、色あせ、酷い状態になっていました。だいたいどこでも保存車両の窓ガラスを割る人がいますが、どういう神経なのでしょうね。私には理解できません。

と、愚痴をいいつつ、今は若干色合いが微妙ながらも塗り直され、外見は綺麗な状態です。冒頭でご紹介した6086号車と雨樋の位置が同じようですね。更新車らしく羽深式方向幕がどっしりとおでこに乗っかってます。

細かく見ていきますと、正面窓上の「コードずり」と呼ばれる、恐らくビューゲルのコードが窓に直接すれることを避けるための手すり状のもの)が3枚窓全体の上に取り付けられています。他の保存車には無い形態なので貴重です。いつまでも綺麗な状態を保ってほしいものですね!

さて、お次は・・・

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▲筆者お気に入りの神明町車庫跡にある6063号車。こちらは乙2とともに保存されています。

6063号車 昭和23年度 富士産業製造 昭和41年度東京都交通局芝浦工場更新修繕

こちらは冒頭の6086と製造年度も更新修繕年度も同じです。ただし、雨どいの位置は施工メーカーによって異なるようで(雨どいは後の改造で取り付けられたようです)屋根と窓のちょうど中間の位置にありますね。

この車体は交通局芝浦工場で更新修繕が行われておりますが、この工事の特徴として方向幕は更新されておらず、オリジナルの小型原型を保っています。

そんなわけで?最後にご紹介した神明町車庫の6063号車が、筆者が最も気に入っている6000形なのです。

で、ちょっとだけ模型に触れますと、かつてムサシノモデルから都電6000形がシリーズ通して10タイプ以上出ておりましたが、筆者が購入できるようになったころには、市場には4タイプぐらいしか残っていませんでした。

そんな中にあったのですよ。このお気に入りのタイプが!ムサシノモデルで2タイプ(もう一つは羽深式方向幕)あり、ちょっと迷ったのですが、最終的にはオリジナルの小型方向幕をもつこの車両を選んでみました。

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▲ちょっとホワイトバランスがおかしく黄色が旨くでていない写真ですが、ムサシノモデル6053号車。

写真は今度ちゃんと撮り直しますね<(_ _)>

6053号車 昭和23年度 富士産業製造 昭和41年度東京都交通局芝浦工場更新修繕

そう、経歴をみても神明町の6063号車とほとんど同じなのです。

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▲6053号車のサイドビュー。

ムサシノモデルの都電シリーズ、インテリアは吊革まで表現されいる上、走りも良い。店主に聞いたところ、製造している韓国のメーカー(アジン)の職人さんが居なくなってしまい、もうこのシリーズは難しいとのこと。ああ、そんなこと云わずに、予定している8000形や5000形、出してくださいな!

長くなりましたがひとまず終了です。
いずれ写真を撮り直したら、改めてご紹介します。
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ウラタニハ

Author:ウラタニハ
はにたらうの”ウラニハ”へようこそ!1970年代~80年代に活躍した鉄道が忘れられず模型の世界にどっぷりとハマっています。たまに実物も。更新頻度は高くないかもしれませんが、とりあえず出発進行!

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