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ワールド工芸の秩父鉄道デキ1形 その2


▲ワールド工芸の秩父鉄道デキ1形デキ2。私鉄形を含む黒貨車編成がよく似合います(^ ^)

某模型店にてこの掘り出し物を見つけたものの、情けないことに筆者、金属キットを製作する腕もなければ環境もない。エッチングキットですから、下手すると素材の板が反ってしまったり取り返しの付かないことになってしまう・・・そんな恐れから、長らく模型置き場の肥やしとなっていました。

でも、やっぱり何とかして日の目を見せてあげたい!そんな思いからNAGAEアートプロダクションに組み立てを依頼。いよいよ完成して、試走してみると・・・ピクリとも動かないorz

その時点で長丁場になるなと予感しましたが、次々と増備される新車に目が移り、なかなかこの機関車に手が回らず幾星霜。で、いよいよやるかと思い腰をあげたのが先週末。

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▲まずは台車の外枠と接触してるっぽいカプラを外して試走してみます。

かなりギクシャクですが動く兆しは見えました。短絡か接触関係かな。
次にボディを外してみましょう。

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▲この写真は修復後ですが・・・

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▲このモータ間を繋ぐコードの半田が取れて断線してました。

なるほど、片側のモータにしか通電しないことによって、ギクシャク感が生まれていたわけですな。

見ての通り、小指の先ほどのモータを縦に置き、インサイドギヤで駆動する仕組みです。
車体の軽さも気になり、秋葉原で調達してきたGMやタミヤの重りで20gほど補重しておきました。

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▲真ん中の無塗装のものはタミヤのミニ4駆用、マジックで黒く塗ってあるものはGMのウェイト。

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▲ボンネットの内側にも2gずつ補重しておきました。

さて、この状態で直線を行ったり来たり。低速から見違えるようなスムーズな動き!
早速台車を取り付けて、試運転。
ギクシャク・・・orz

中々手強いようですね。

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▲最初に疑った通り、この辺りで短絡が起きているようでした。

まずは図体のでかいケイディカプラーを外し、IMONカプラーに。
さらに台車本体と枠部分を取り付ける金具を調整し、不自然にならない程度に車体から離れるように反らせました。
台車とカプラー取り付けネジとの接触はこれで回避。

次に車体台枠側のステップと台車との干渉。
これはステップを手でややおし拡げるようにしたら、直線区間での接触を避けることに成功しました。

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▲ようやくまともに動くようになったデキ!でもカーブは!?

はい、この後、S字カーブを走らせてみましたが、予想通り即停止。そりゃそうです。
原因は明白、当然の結果ですよね。

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とりあえず、貨車を5両ほど並べて直線を行ったり来たり、まったりと運転して楽しみました。
「直線だけは」MPギヤにも負けない、低速からの超ウルトラスムーズな走りを見せます。
これで曲線も走ってくれれば・・・ムフフフフ!

今後、曲線も通過できるよう何らかの対策を考えねばなりません。
機関車全体としての絶縁対策を考えるか、台車と台枠との接触を抑える策を考えるか。(ステップを切断して台車側に取り付けるなど)

少しゆっくりと考えたいと思います。
ワールド工芸さんにも相談してみるかなぁ・・・
それにしてもNAGAEさん、納品前にちゃんと試運転したんだろうか・・・(ボソ

(つづく・・・のか?)

ワールド工芸の秩父鉄道デキ1形 その1


▲ようやく日の目をみることになりそうなワールド工芸デキ1形デキ2。(キット組み立て品)

大昔?ワールド工芸から出ていたデキ1の16番エッチングキットのデッドストックを某模型店で入手し、自分では組み立てることができないので、カツミさんのホームページで紹介されていた「NAGAEアートプロダクション」さんに組み立ておよび塗装を依頼したのがこちらの模型です。

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秩父鉄道のデキ1は、アメリカ、ボールドウィン・ウエスチングハウス社(WH)製で、1922年にデキ1〜5の5台が輸入されました。同社製輸入機としてはもっとも古いものの一つとのこと。
輸入に際しては当時の鉄道省が参考とするため、組み立ては大井工場で行なったとの解説をどこかで読んだことがあります。

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出力は466.6kw、WH社製の凸型機の中でも当時としては最大級のものでした。オール電化、国鉄に先駆けて大型の輸入機を5機も取り揃えるなど、当時の秩父鉄道の勢いを示すものですね!
この機関車の後、私鉄各社にも出力やサイズを落とした同タイプ(前後に非対称のボンネットを備えている)が輸入されたばかりか、国内メーカーもこの機関車をコピーするなどポピュラーな存在だったのではないでしょうか。

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▲上から見て左右非対称なボンネットの配置が特徴的です。

WHの凸型機は、西武鉄道やそこから転属した弘南鉄道、近江鉄道であったり、名古屋鉄道、三岐鉄道、松本電鉄などでみることができました。秩父鉄道の晩年においては青色塗装で、石灰石輸送のトキ25000をずらーりと牽引している姿が写真集や鉄道雑誌に掲載されていました。その青色の姿としては三峰口の鉄道公園に「デキ1」が保存されていますね!

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さて、筆者は青色になる直前の、黒貨車が似合う時代設定としています。色はぶどう色1号を指定しました。パンタグラフはIMONパンタのPS13、カプラーはケイディの首の長いタイプ(何番だったかメモが残っておらず)でしたが、最終的にはIMONカプラー205としました。(これについては後述)

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さてさて、長くなりそうなので本日のところはこの辺りでお開きです。
(つづく)

梅の咲くころ、梅小路に(2019/3/10) その4


▲京都鉄道博物館の展示を一通り見て、いよいよここならではの扇型機関庫に。

最近やけにSLに興味が行っているものですから、ここは以前訪れた時よりも楽しみにしておりました。
まだ鉄博開業前、梅小路機関区だった頃に訪れて以来です。

入りますと早速出迎えるのが、D51の1号機。

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半流線型がカッコ良いですね。戦前から戦後にかけて大量に製造されたD51の初期。まだ、大正ロマンの香りが残っていたのでしょうか。

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▲晩年の北東北時代には延長されていたキャブ屋根が短く復元されています。

見る場所が変わってきています!
キャブ屋根がいつ短くなったとか、北東北から別のどこかに転属したとか、細かいことは調べていません。おそらく検索すれば情報はいくらでも出てくるのでしょう。

むしろ、横のキューロクに目が移っちゃって・・・

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▲9600型、9633。こちらも古い機体ですね。

キューロクは、青梅鉄道公園に9608が、真岡鉄道のSL館にも49671がありますけれど、一機一機異なりますからよーく見ておきたいものです。(ここでは各部の写真はほどほどにしておきます。)

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▲キャブ裾はS字ではないのですね・・・こちらもどこかで改造、または差し替えられたのでしょうか。

そして、大本命の8630を探しますが、どこにも居ません。あれれ?
立ち入り禁止の手の届かないところに何か居ますよ・・・

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も、もしかしてあなたですか?

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▲蒸気ドーム?あたりに「863・・・」?

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▲「8630B」と読み取れました。

ああ、解体整備中だったのですね。下調べして行かないとこういうことになってしまいますorz
でも、貴重な炭水車を外したキャブ連結面を見ることができたと思っておきましょう!
美しく整備されて出場されることを願って。

あとは、各機関車を見て回ります。C62とか近代的な機関車はスルーして、D50とかC53とか。

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▲D50も好きな機関車の一つです。

そして・・・

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C53、やっぱオーラが違いますねぇ。(あくまで私見ですけど(笑))
シュッとしていてカッコいい。3シリンダーの響き、本物を聞いてみたかったです。

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▲外に出ると、スチーム号が。

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▲スワローエンゼルは外に佇んでいました。雨天なのが厳しいところ。

梅小路機関区、国鉄がこの機関区を残したことはとても素晴らしいことだと思います。
若い頃はあまり感じませんでしたが、今やこれがいかに大切なことであるか、身にしみて感じます。

今回は全体を見て回りましたが、次回からはポイントを絞って見学したいと思います。
次は・・・8630の整備が終わった頃でしょうか。

ではでは〜

梅の咲くころ、梅小路に(2019/3/10) その3


▲みどりの窓口とマルスの歴史が。

京都鉄道博物館でお昼を食べて後半戦。まずは2階の展示コーナーを見て回ります。
子供には難しい内容なのか、ゆっくりと落ち着いて見学できます。
ようやく我を取り戻したって感じ。

そして、マルスの展示。「現行のシステム」として「マルス501」の説明があるのも素直に嬉しいところ。
特徴に「座席の在庫管理能力や、「みどりの券売機」などの指定席券売機との対応も強化されました。」とあるではないか。

2階の展示はこの他にも興味深いものがたくさんあり、すっかり元気を取り戻しました。
で、再び1階に。

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▲国鉄制式エンジンであるDMH17B。直列8気筒、排気量16,980cc。

キハ10系や55系、20系初期型までに使用された縦置きタイプです。カットモデルになっていて、スイッチを押すとピストンが上下し、動力がクランクシャフトを通じて車輪に渡ってゆく様子が良くわかります。

この後は機関車の下に潜ったり、あれやこれやと展示物を。

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▲こ、これはDD13を広軌化した、新幹線912-64のカットモデル。

ああ、完全な車体で残っていたらなぁと、ついついマニアックなおっさんは思ってしまう。

さてさて、そろそろ夕方。大本命のあちらに行ってみましょうか。

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(ここでまた、つづく)

梅の咲くころ、梅小路に(2019/3/10) その2


▲先ずはクハ86(旧型)へ。

念願の京都鉄道博物館へ。
先ずはこの期間限定公開の80系をのぞいてきました。

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▲美しく復元されていて感銘を受けました。

椅子も「座ってはいけない」との趣旨の張り紙が各座席に。
でも、やっぱ居るんだよね。躾の悪いガキとそれを管理できない親が。ああああ・・・
日曜日の鉄博なんてそういう思いをたくさんしなければならない。ちょっと悲しいです。

この先にブルートレインの食堂車を利用した食堂(中で駅弁を食べて良いらしい)があったのですが、子供づれ多数につき遠慮しておいた。で、じゃぁ自分が子供の頃はというと。

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▲弁天町の鉄道科学館にマイテ49とともに連結され、当時科学館の食堂として使われていた車両です!

たいそう大人しく控えめだった筆者、親に連れられてこの食堂でカレーライスを食べていたのでした。
もう45年以上前のこと。

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▲そうそう、デッキから入ったところにこのような待合室があり、この椅子が好きでね。

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▲何度もここで食べていたはず。

でも恐ろしいほど少食だった筆者、カレーライスですら全部は食べきれなかったのではなかったかと。
今では考えられない・・・

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▲この木のぬくもりのある茶色の客車が好きだったんです。ツーな幼児ですよね。

さて、そんな感傷にひたりつつも先に進み、こんなものも。

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京都駅の奈良線ホームで粘っていたのですが、来る車両は青帯の205系(訂正!)ばかり。いよいよJR西日本といへど、低運転台のクハ103は見れなくなってきてしまったのですね。

ここで、直前に京都駅の奈良線ホームで撮影してきた写真を。

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▲205系奈良行き。よく見るとドア窓が小さいタイプですね。初期に山手線に入ったタイプと同じです。

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▲こちらは、昔新快速に使われていた221系。曲線が綺麗ですね。3扉転換クロスシートという関西ならではのサービス。

話題は戻りまして、博物館。メインエントランス。よく見る絵です・・・

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うーん。子供連れ、洋の東西を問わず外国人観光客・・・ちょっと疲れちゃいましたね。
それでもめげずあちこち見て回り。

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▲昼は線路が見えるレストランで、やけに高くて微妙な味のナポリタンを。

とりあえず、空腹を満たすためにしょうがなく摂取したって感じです。
博物館の食堂ってなんでこうなっちゃうんでしょうね。
社員食堂ぐらいで良いから、もう少しリーズナブルにまともなものを出せば良いのに。
やる気がないなら、いっそのこと市中の業者に屋台でもやらせれば良いのに。

と、ネガティブな方向に行きつつも次回は持ち直し。
(さらに続きます)

梅の咲くころ、梅小路に(2019/3/10) その1


▲この日のSLスチーム号はC56 160。

先日所用があり大阪まで車でひとっ飛び。
1日フリーとなりましたので梅小路に行ってまいりました。開館以来念願だった京都鉄道博物館です。

京都市内は混んでますので車はちょっと郊外のイオンに停めまして、電車で京都駅に。

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▲今年は湯島の梅を見ておりませんでしたので、梅小路公園で観梅です。

ここの公園には京都市電の古いタイプが保存されているので、期待して見にゆきました。

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▲505号。現役時代にはお目にかからなかった形式です。書籍によると13m級の堂々としたスタイルだったはず。

と側面に回り込みます。

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▲京都市電には珍しい関西の郊外電車然とした、3扉の堂々としたスタイル・・・ではありますが。

この車両、筆者の好みドンピシャのスタイルなんですが。Cafe営業、京都市?としては市電車体の有効活用ってことなんでしょうけれど、台車にはモップが乗せられていたり、エアコンの室外機があったり・・・鉄道車両を産業遺産としては捉えてくれていないようですね。
正直なところちょっと残念でした。

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▲1605号ワンマンカー、このあたりになると1800にも近く、馴染みのあるスタイルですね。

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▲こちらは室内にも入れました。

松山でも思いましたけれど、こういう木の内装はよいですねぇ。
決して保存状態が良いとは言えないけれど、下手に手を加えずにこの状態を保ってくれているのは良いことです。
あとは破けたシートを補修さえしてくれれば。
京都市はインバウンドで儲かっているはずなんだけれどなぁ。

さて、時折そぼ降る雨の中を、いよいよ鉄道博物館に向かいます。
来週最寄駅開業なんですけど、まぁ電車に乗って行ってたらこれらの風景にも出会えなかったかもしれない。

というわけで、とりあえず品のない広告を消すためにもアップします!
(つづく)
プロフィール

ウラタニハ

Author:ウラタニハ
はにたらうの”ウラニハ”へようこそ!1970年代~80年代に活躍した鉄道が忘れられず模型の世界にどっぷりとハマっています。たまに実物も。更新頻度は高くないかもしれませんが、とりあえず出発進行!

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