KATOの12系客車にIMON密着自連カプラHO-231を適用し連結間隔を狭める


▲KATOの12系、標準のKATOカプラー接続時における連結間隔。

KATOの12系、DD51とともに16番ゲージの低価格化に貢献した立役者です。低価格といっても、Nゲージで培われたプラスチックの造形は素晴らしく、たたずむ姿にはとても存在感があります。

しかし筆者がどうしても気になっていたのが、この連結間隔。贔屓目に見ても実感的とは言えませんね(^^ゞ
お座敷運転の急カーブにも対応するための、苦肉の設計だったのだと思います。実はこのモデル、伸縮式の専用のドローバーが付属部品として同梱されており、これを使えば急曲線と直線時の実感ある連結間隔を両立できるようなのですが、どうも筆者、ドローバーが馴染みません。

そんな折、ネットを徘徊していて注目したのがIMONカプラーです。連結器の使い勝手を研究しつくした設計、きめ細かで、豊富なラインナップ。今回は12系ということもあり密着自連タイプ、KATOカプラーを外した跡地にポン付けできるよう取り付け穴2mm径のHO-231を選択しました。
#なお、当方のカーブ、最小半径が750mmですので、それ以上のカーブを通過させるには、取り付け位置を工夫する必要があります。

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▲IMONカプラーHO-231。左は組み立てた姿。

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▲各部品はこんな感じ。

御覧の通り、密着自連タイプは全てプラスチック部品でできております。連結器本体はややグレー掛かった樹脂です。各部品の精度はとてもよく、老眼の筆者であっても指で各部品を合わせてパチンパチンとスムーズに組み立ててゆくことが出来ました。

次に12系本体から連結器部分を外して分解します。こちらも基本は爪で固定されているだけですから、樹脂のしなりを利用して外してゆきます。

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▲KATOカプラーはこのような車端部分のパーツと一体になっています。

カプラーのカバーも外し、分解します。

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▲基本は爪ですので、丁寧に外していけばそう難しくはありません。

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▲カバーを外したところ。KATOカプラー本体と、板バネも外します。

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▲こんな感じに。

これだけでも、KATOカプラーの長さが分かりますが、あえてIMONカプラーと比較してみましょう。取り付け穴を基準にすると・・・

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▲うーむ。逆にIMONカプラーはこの短さで大丈夫かなと不安になりますが・・・

それでは組み付けて行きます。

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▲何てことはなく、カプラーポケットにすっぽりと収まります。KATOカプラーを外したところにポン付けです。

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▲カバーをパチンとはめれば出来上がり。

さらに、これを車体側にパチンとはめ込みます。

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▲わかりやすいですね(^^ゞ

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▲はい、出来上がり!

こんな感じの作業をスハフ12を2両、オハ12を3両、施工します。当鉄道はこの5両編成なのです。編成的にはあと1両オハを入手したいところですが、それは再生産を待ちましょう。

ちなみに、互換性はあるとは言え、この密着自連タイプとKDカプラーとの連結は車両を持ち上げるなど、一手間かかります。多少の柔軟性を考慮し、スハフの車掌室側はKATOカプラーのままとしました。車掌室側にさらにオハを連結するようなことが有りましたら、考えることにします。

さっそく連結してみますと・・・

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▲おお!これは良い!!

連結は両側の車体を押し当てるようにするとパチンとつながります。外すときは一方の車両を真上に挙げるとパチンと外れます。自連と違い、この感覚はTOMIXの密連に似ています。

それでは、当鉄道の最も急なカーブ、エンドウのR750で動きを確認してみましょう。

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▲まずは同じ向きのカーブで。

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▲うん、大丈夫そうだ。

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▲直線からカーブへの差し掛かりでは、このように伸縮機能による動きが見えますね。

不自然っちゃ不自然なんですが、実際には世の中にはこんな急カーブはありませんからね。ま、模型として通過してくれればよいのです。KDカプラーやKATOカプラーとの互換性を考えると、IMONカプラー、実感的な外観を保ちつつ、模型としての工夫を盛り込み、この連結間隔を実現しているところに、とても関心してしまいます。よく考えられたパーツですね。手放しに賞賛できます。

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▲こんな感じに自然に急カーブを曲がります。

で、次に意地悪してS字カーブでどのような動きを見せるか、確認してみました。

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▲やはりこうなりますか。

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▲上から見ると。伸縮機能を最大限活かして、車両間の接触を避けているというイメージですね。

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▲実物ではあり得ない動きですが、模型的には合格です。

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▲5両編成の全景。

うん、IMONカプラー、期待以上に良かったです。年の瀬の駆け込みとなりましたが、今後は手持ちのKATOの客車陣は全てIMONカプラーに換装することになりそうです。

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連結面が実感的になったことで、本来のKATOの12系の良さがより引き立つような気がします。旧型客車も良いけれど、12系、こっちもカッコいいぞ!

天賞堂ブラスベーシックのEF58原型小窓(東海道タイプ)


▲天賞堂ブラスベーシックシリーズで発売されたEF58原型小窓のブルーです。(2008/3/23)

※残念ながらmontaで売却済みですが・・・

最近は下火となっており、ダイキャストシリーズに移行してしまったのか?新しい製品が発売されなくなっていますが、天賞堂のブラスベーシックシリーズ。真鍮製ながら走行装置を一昔前のものとすることで価格を抑えた入門者向けの設定となっていました。

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▲廉価版とは云え、天賞堂の模型であることを感じさせる存在感です。

ちなみにこのブログでもご紹介した、EF56 6や、EF13 30など手軽に金属模型を楽しめるシリーズとして筆者も大変お世話になっております。

天賞堂のEF58、TAギヤの最新シリーズですと、若かりし頃の筆者には経済的に無理。そんな折に発売されたブラスベーシックのEF58はまさに待ち望んでいた製品でした。ちょうどEF56を入手したころでしたが、かなり無理をして購入したのを覚えています。
購入後、様々な資料を集め、さっそく何号機にするかを決めて、インレタなど整備した直後に撮ったのがこれらの写真です。

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▲一応東海道タイプということで、原型小窓、PS15パンタグラフなど、宮原っぽいタイプになっています。

しかしゴハチ好きの諸兄ならもうお気づきでしょう。天賞堂さん、こんな意地悪しなくてもイイノニナと散々思わされることになります。

まず側面フィルタ形状ですが、宮原だとすると、この原型の縦ではなくいわゆるビニロックフィルタという横タイプが多かったのではないでしょうか。しかしワイパーは原型のKW3Dではなく、WP50に換装されたものとなっています。これまたご丁寧に、このワイパーが青く塗装されてしまっています。KW30Dなら塗装されていても自然なんですが、これは通常素材の銀色ですよね。

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▲見た目はとても美しいのですが、「汎用的な」タイプとなっています。

SG付きの原型小窓機ブルー、原型フィルタ、しかしパンタとワイパーは換装、全てのゴハチの各時代を見渡してもこの組み合わせをもつ機体を確認することができませんでした(´・ω・`)
ってことでとりあえず、東海道では比較的人気があったと個人的には思う、宮原の原型小窓の146号機にしたという次第です。

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▲ああ、せめてこのワイパーは原型にして欲しかった!

パンタならねじ止めなので自分で取り換えることができるのですが、さすがにこのワイパーは取れませんネ|д゚)
天賞堂さんとしては、特定号機をモデル化している、高級なTAギヤシリーズとの差別化ということもあったのかもしれません。
それにしてもEF56は、6号機と7号機を指定して作り分けているのに、シリーズを通して一貫していませんでしたね。ブラスベーシック事態のポジショニングの難しさが、消滅してしまった理由なのかもしれません。

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▲そのころ導入したブラス製のマニ36を連結してみて。

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▲146号機、東芝製です。細部を見ると屋上モニタの窓の形状なんかも気になっちゃったりします。

ちなみにモニタの窓の形状はHゴム抑えの楕円形タイプとなっていました。
EF58マニア目線で見なければ、模型としては塗装を含めて素晴らしい出来でした。こやって写真を見返してみても、それを感じますし、montaにはそこそこ良い値段で出しましたが、速攻で売れてしまいました。

特定号機ということにこだわらなければ、もっと楽しめたのかもしれませんが、EF58ともなるとこだわりを持つ方も大勢いらっしゃるでしょうから、筆者もその端くれとしてはやっぱり受け入れられないというのがあったのでしょうね。
筆者の場合は、知らなくても良い豆知識を詰め込みすぎて自爆(ぶっちゃけ、このモデルがあり合わせの余ったパーツを組み合わせた製品ということに気づいてしまった)というパターンでした。

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このゴハチを手放して以来、当鉄道にゴハチは入線していません。
次に入線するゴハチは、中途半端なものではなく、とことんまで自分の納得できるゴハチとなることでしょう!

・・・ナンテね。

後日談。
この時、まさか大物が入線するとは夢にも思っていませんでした(^^)
プロフィール

ウラタニハ

Author:ウラタニハ
はにたらうの”ウラニハ”へようこそ!1970年代~80年代に活躍した鉄道が忘れられず模型の世界にどっぷりとハマっています。たまに実物も。更新頻度は高くないかもしれませんが、とりあえず出発進行!

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