ムサシノモデルの東京都電6000形

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▲ムサシノモデル ノスタルジック・トロリーラインズ13 東京都電6000形改造車シリーズ

前々回の記事で少しだけ触れたムサシノモデルの東京都電、今回久しぶりに新車導入となりました。記念写真を取り直しましたので、改めてご紹介します。

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▲今回導入となりました6140号車(Bタイプ 側面雨樋高、窓下までの水切付、コードずり大、行き先表示原型)

ムサシノモデルでは、都合3回6000形をモデル化しておりますが、この製品は10年前に出た3回目の製品です。この時は5タイプの6000形が製品化されました。もちろん、その都度異なるタイプを発売しておりますので、全て揃えると壮大なのでしょうが、そこは予算との兼ね合い。筆者10年前はおいそれと購入できるような元手も無く1両でも夢のまた夢、こうやってオッサンになってようやく在庫を見つけ出してはコレクションしております。

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▲側面窓は原型(アルミサッシ化されていません)、側窓手すりは車内に取り付けられているタイプ

6140号車 昭和24年度 日本車両製造本店 製造

昭和24年度からの外板が厚くなったタイプです。日車本店製造、荒川遊園地に保存されている6152号車とほぼ同じ成り立ちですが、あちらの台車は最後まで現役だったこともあるのか、D16に振り替えられてしまっていますね。6140号車はほとんどを錦糸掘で過ごし、葛西橋-須田町間の29番系統などで使われたようです。いくつかの改造を経て屋根ぎりぎりまでの雨樋と、窓上の水切りの両方が付き賑やかですね。

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▲床下に抵抗器がある側に向きを変えて。

床下機器は配管類も含めて可能な限り再現されています。(モータは床下の目立たないところに収まっています。)ビューゲルも泰平型と明石型を作り分け、もちろんインテリアもフル装備。おまけに走りも良いとは。さすがムサシノモデルと言えるものです。

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▲以前ご紹介した6053号車と並べて

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▲正面から

6140号車に比べてたった1年前に製造された6053号車ですが、こちらは更新修繕工事を受けてアルミサッシとなっております。雨どいの位置や側面手すりの取り付け位置の違いなど、同じ6000形でも印象が随分違うものですネ。

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▲6053号車は水切が無く、窓もアルミサッシに改造されるなど、端正なイメージです。

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▲こちらも抵抗器が見える側で。

筆者、東京都電全盛時代を知らない世代なのですが、僅かに残った地元荒川線を通じてその魅力にどっぷりとハマっております。書籍、趣味人のホームページ、保存車、そして模型を通じて当時に想いを馳せる、というのも悪くないですが、東京オリンピックに向けて環境都市東京をアピールするために都電荒川線の延伸を考える、そんな都知事立候補者が居たら投票しちゃうな~!!

激務だった2013年も間もなく終わり。(てか大晦日に仕事あるんですけど)冬休みを使ってデカール類を張ってみようかな・・・(そんな整備待ちの模型が山積みorz)

ぶらり京成、新京成


▲ぶらりのスタートはいつものように日暮里駅から。2013/12/21

稲毛に所用がありぶらりと京成に乗って。
3020F、新しいと思いきや2006年製なのですね。それでも帯の赤色がまだしっかりとしてました。最近はこの帯が色あせてきて、ピンク色に退色しているものが多いですからね。

#コンデジで気合の入って無い写真なのであまり期待しないでくださいね。しかもシャッタースピードが速すぎて表示が見えてないし・・・

で、普通うすい行きではしんどいので次の特急を待ちます。

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▲京成本線経由特急(これも行き先表示が・・・orz)は3000形トップナンバーの8連。

この3001F、3050形が出る前は唯一の8両編成で、このように特急運用に使用されることが多いですね。今は8次車以降で8両編成があるようなのですが。

ま、この後はびゅんびゅんと津田沼へ。さすが特急電車は早いですね。3000形は乗り心地も良いしパワフルだし、良い電車ですね。でも、実は千葉線で3300形に会えないかちょっと期待したのですが、会えず仕舞い。コンデジの出番はありませんでした。

稲毛での用事もサクッと済ませての帰り路。

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▲津田沼で、稲毛から乗ってきた新京成の8800。

千葉線には新京成からの乗り入れ車も走っているのです。8800はスマートな電車ですね。京成から鋼製車が消えてゆく中、この系列はしばらく安泰なのでしょうから貴重な存在ですね。

そしてホームの反対側には・・・

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▲習志野の狸こと、新京成8000形。

ユニークな面持ちです。どういう発想があるとこの顔になるのか!?センターピラーは視界の妨げにならないのか?色々と心配になりますが、こういう電車があっても悪くは無いなと思わされます。側面窓は二段のアルミサッシで京成でいうと3500形に相当するのですが、こちらも鋼製車ですね。

あまり時間もなかったものですから、上野行きホームに向かいます。

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▲側線には3500形の未更新車。新旧ステンレスカーの並び。

オリジナルはやはり良いです。最新の3000形と並んでいても後ろめたさがありません。ステンレスカーも悪くないなと思わされるようになりました。

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▲京成3000型の奥にちらりと見ゆるは、新京成N800。

この写真は掲載するかどうか迷ったのですが、N800が写っていたので。N800は京成3000形系列で、細かい違いはあるかもしれませんが、ほぼカラーの違いだけといっても過言ではないでしょう。

今や京成グループはこの3000形系列に統一されつつありますが、如何にこの車両の基本設計がしっかりしたものだったかを物語るものではないでしょうか。趣味的には味気ないものかもしれませんが、その3000形ですら3001F登場が2003年であることを考えると10年選手。様々なバリエーションがあります。さらに次の世代の通勤型車両を含めて、今後の動向を見守りたいところです。

結局この日は3300形には会えず、この後到着した特急上野行き(3600形)で帰途につきました。

ご近所で保存されている都電6000形の世界


▲荒川車庫で保存されている6086形

前回、ぶらりと都電荒川車庫に行き、6000形を見かけたお話でした。で、ご近所には嬉しいことに何台か6000形が保存されておりますので、前回ご紹介したネコパブリッシングのRMライブラリ、江本廣一著「RML19 東京都電6000形」で調べた情報なども織り交ぜながらご紹介したいと思います。

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▲荒川車庫の6086号車、大きな羽深式方向幕と側面アルミサッシ、高い位置にある雨樋がスマートな印象です。

6086号車 昭和23年度 日本鉄道自動車工業製造 昭和41年度大栄車両更新修繕

大栄車両というと京成電鉄の車両製造会社というイメージですが、ウィキペディアによると京成電鉄との資本関係は無く、「近隣にあった都電柳島車庫から電車・バスの修繕を請け負ったのが鉄道との関わりの始まり」とのこと。意外な事実ですね。さらには大栄車両自体は京成3500形の更新工事を最後に鉄道車両製造からは撤退したとのことで、鉄道車両製造会社の栄枯盛衰を見る想いです。

さて、この大栄車両が更新した車両は都の芝浦工場で更新したものに比べて「出来ばえはずっと良好であった」(RML19 東京都電6000形)とのこと。こうして生き残っているのもそうしたおかげかもしれませんね。

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▲続いて近所の荒川遊園地に保存されている6152号車

筆者などは、6152がイエロー時代、雪が降るとスノープロ-をつけて出動する車両というイメージがありましたが、その後、この緑とクリームの都電オリジナルカラーに復元されて、しばらく営業運転していましたね。そのとき一度でも乗りに行けばよかったのに・・・一度も乗らず、写真も撮らずで大後悔なのでした。

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▲塀の隙間に手を入れて撮影・・・

6152号車 昭和24年度 日本車両製造本店製造

比較的後期に製造されたこの車両。昭和24年度からは外板の厚みも増して(1.6mm→2.3mm)しっかりした作りになったようです。外見上の特徴は、オリジナルの小さな方向幕、側面窓はアルミサッシ化されてますね。雨樋の高さは真中です。

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▲屋外にさらされている割には綺麗に保たれておりますのでホッとします。

昭和42年度以降は都電の廃止が決まっておりこの車両までは更新工事が行われなかった、それがこのオリジナル方向幕が残った経緯なのでしょうね。少し寂しくもあり、しかし原型が保たれた喜びも感じます。

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▲お次は王子、飛鳥山公園に保存されている6080号車

6080号車 昭和23年度 新日国工業製造 昭和38年度交通協力会車両更新修繕

屋根の下という恵まれた環境で保存されている、と思われがちですが、この6080号車、窓ガラスは破られ、色あせ、酷い状態になっていました。だいたいどこでも保存車両の窓ガラスを割る人がいますが、どういう神経なのでしょうね。私には理解できません。

と、愚痴をいいつつ、今は若干色合いが微妙ながらも塗り直され、外見は綺麗な状態です。冒頭でご紹介した6086号車と雨樋の位置が同じようですね。更新車らしく羽深式方向幕がどっしりとおでこに乗っかってます。

細かく見ていきますと、正面窓上の「コードずり」と呼ばれる、恐らくビューゲルのコードが窓に直接すれることを避けるための手すり状のもの)が3枚窓全体の上に取り付けられています。他の保存車には無い形態なので貴重です。いつまでも綺麗な状態を保ってほしいものですね!

さて、お次は・・・

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▲筆者お気に入りの神明町車庫跡にある6063号車。こちらは乙2とともに保存されています。

6063号車 昭和23年度 富士産業製造 昭和41年度東京都交通局芝浦工場更新修繕

こちらは冒頭の6086と製造年度も更新修繕年度も同じです。ただし、雨どいの位置は施工メーカーによって異なるようで(雨どいは後の改造で取り付けられたようです)屋根と窓のちょうど中間の位置にありますね。

この車体は交通局芝浦工場で更新修繕が行われておりますが、この工事の特徴として方向幕は更新されておらず、オリジナルの小型原型を保っています。

そんなわけで?最後にご紹介した神明町車庫の6063号車が、筆者が最も気に入っている6000形なのです。

で、ちょっとだけ模型に触れますと、かつてムサシノモデルから都電6000形がシリーズ通して10タイプ以上出ておりましたが、筆者が購入できるようになったころには、市場には4タイプぐらいしか残っていませんでした。

そんな中にあったのですよ。このお気に入りのタイプが!ムサシノモデルで2タイプ(もう一つは羽深式方向幕)あり、ちょっと迷ったのですが、最終的にはオリジナルの小型方向幕をもつこの車両を選んでみました。

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▲ちょっとホワイトバランスがおかしく黄色が旨くでていない写真ですが、ムサシノモデル6053号車。

写真は今度ちゃんと撮り直しますね<(_ _)>

6053号車 昭和23年度 富士産業製造 昭和41年度東京都交通局芝浦工場更新修繕

そう、経歴をみても神明町の6063号車とほとんど同じなのです。

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▲6053号車のサイドビュー。

ムサシノモデルの都電シリーズ、インテリアは吊革まで表現されいる上、走りも良い。店主に聞いたところ、製造している韓国のメーカー(アジン)の職人さんが居なくなってしまい、もうこのシリーズは難しいとのこと。ああ、そんなこと云わずに、予定している8000形や5000形、出してくださいな!

長くなりましたがひとまず終了です。
いずれ写真を撮り直したら、改めてご紹介します。

荒川車庫


▲道路を渡って荒川車庫に侵入する8501。

ご近所の荒川車庫をぶらりと訪ねましたのでレポートです。特にイベントなどがあったわけでもない、平凡な週末の荒川車庫です。期待せぬよう・・・

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▲荒川車庫に併設されている「都電おもいで広場」のPCCカーこと5501。

上野の不忍池の片隅で放置されぼろぼろになっていたことを知っている人なら誰でも「よくぞここまで復元できました!」と思うはず。東京都交通局にとっては時代を先取りしすぎて失敗した車両なのかもしれませんが・・・

この頃の高性能試作車と云えば、このPCCカーの他に旧7000形の異端車7020とか、6000形の最終番号になるはずだった6500形とかありますね。いずれも稼働率が低く、早めに廃車となってしまいました。

おっと都電はムサシノモデルのものをご紹介すると云っておいて忘れてましたね。今度ちゃんとご紹介しますがチラリと。(写真は今度改めて撮り直します)

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▲ムサシノモデル東京都電旧7000形7020号車他

さて、思いで広場にはこんな電車も。

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▲7500形7504号車 車内が現役時代のままの良い雰囲気を保っています。

荒川線として独立した後に6000形、旧7000形、7500形の3形式が荒川線に残りましたが、筆者としては何故か一番新しい旧7500形が一番好きでした。バスっぽいフォルムが良いのでしょうか。これもどこかに現役時代の写真があるはずなのですが・・・出てきたらスキャンしましょう。

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▲正面から。新型も悪くないですね。カラフルで楽しい車庫です。

それにしても新7000系がいよいよ数を減らしてきましたね。今話題の赤帯の7000ってのもありますが、ちょっと馴染めなくて・・・やはり新7000系は黄色車体に青帯が良いです。何事もオリジナルが良いというのが、いつもの筆者の持論です。

で、車庫の裏手には・・・

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▲奇跡的に荒川車庫に戻った6000形6086号車。

先ほど現役時代は旧7500形が好きだったと述べたばかりですが、今の好みはむしろ6000形となっています。筆者、のめり込むと関連するありとあらゆる出版物を収集する癖があるのですが、都電資料は一昔前はなかなかお目にかかれませんでしたね。想い出の風景とか、そういう本は沢山あるのですが。

そんな中、大正出版の本や、高松吉太郎氏の出版物には随分お世話になりました。

いまでは6000形については、ネコパブリッシングからRMライブラリ「RML19 東京都電6000形」という大変貴重な資料集が出ており、ファンとしては有難いのひとことです。

さて、長くなってしまいましたので次回に。
次は身近に保存されている6000形を話題にいたしましょう。
プロフィール

ウラタニハ

Author:ウラタニハ
はにたらうの”ウラニハ”へようこそ!1970年代~80年代に活躍した鉄道が忘れられず模型の世界にどっぷりとハマっています。たまに実物も。更新頻度は高くないかもしれませんが、とりあえず出発進行!

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