近鉄名古屋圏の世界(2)

近鉄富田から後ろ髪惹かれる思いで出発した筆者、次に降り立ったのは桑名でございます。

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▲2000系という見慣れぬ型式。

同じ近鉄でも1980年代の奈良とではえらい違いですね(^^ゞウィキペディアで見てみると、新造冷房車グループ、つまり通勤電車に冷房なんて無かった時代に、颯爽と現れた救いの神のような車両です。大阪線でいうと2800系、奈良線に置き換えると8600系列ってことになりますか。

なるほど。筆者も少年時代に奈良から大阪に行くとき、混雑しているけれど冷房のある奈良方の8600系に乗るか、空いているけれど暑い大阪方の8000系初期型2両付属編成に乗るかを迷ったものです。結局は空いている車両の窓を開けて乗ってましたけれど・・・

さて、桑名駅ホーム上の改札を抜ければそこは養老鉄道の世界。以前は近鉄養老線だった路線が独立したものです。いわゆる不採算路線の切り離しと沿線自治体への負担を求めた措置だと思うのですが・・・今回の主目的はこの養老線なのです。

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▲早速マルーン一色の旧近鉄色の車体が出迎えてくれます。

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▲先ほど乗った名古屋本線の準急とさして変わらない車内ですが、何だか外装が違うだけでも特別な雰囲気があります。

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▲所謂「近鉄マルーン」一色に塗られた車体、新聞輸送がイイ(・∀・)

さぁ、それでは大垣に向けて出発です。
本線が広軌1435mmなのに対して狭軌1067mmの養老鉄道は左右に車体を大きくゆすりながら桑名駅を出発。すぐに左手方向に本線を大きく反れて、養老山地に沿って北上を始めます。ゆっくりとしたスピードで、正しい日本の山里の風景の中を一駅一駅進んでゆきます。

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▲駒野という駅で列車交換のため長時間停車。すかさず車両の写真を。モ602(旧モ1657)-サ552(サ6153)-ク502(ク1752)()内はウィキペディア情報です。

養老鉄道に充当されている車両を調べてみますと、地元近鉄名古屋線の1600や1800を改軌したもの、これは2両編成ですので、3両編成版は中間車には、遠く南大阪線や吉野線で活躍した6000系の付随車が組み込まれているようです。6000系は元々狭軌なのでそのままでOKってことなのでしょうか。

また、近鉄通勤型のパイオニア6800系、通称「ラビットカー」の編成も居るのですが、桑名の車庫にオレンジ色の車体が休んでいるところを見かけましたので、今日はお目にかかれませんね。

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▲特徴的な駒野の駅構内。養老線がかつて貨物輸送でにぎわったころの痕跡でしょうか。

それにしても正しい日本の風景の中を走る養老線、乗り鉄にはたまりませんね。ああ、ここに近鉄の旧型車(吊り掛け車)が走っていたころ何故訪れなかったのだろうと後悔することばかり。でも一線を退いた近鉄通勤車両がかつてのマルーン一色に塗られて集う今の姿もとても絵になるのですよ。

途中動画も撮りながら大垣行きは養老駅に滑り込みます。(動画は今のところアップできず)所謂「養老の滝」(居酒屋じゃなくて昔話の)の養老です。初めて乗る路線はわくわくしますね。

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▲養老駅でも列車交換のため長時間停車。名物瓢箪が沢山ぶら下がっています。

こうしてのんびり停車しながら行くって良いですね。旅人だから思うことなのかもしれませんが・・・ここでもまた車両の写真をホームから。

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▲まずは桑名方先頭車ク502(旧ク1752)

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▲そして中間車サ552(旧サ6153)

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▲対向車がきました。いよいよ大垣に向けてラストスパートです。

養老駅を過ぎると、これまで養老山地沿いに走っていた電車は大きく右に反れ、揖斐川周辺の平野部に移ります。停車駅毎に学生が大勢乗ってきて車内は賑やかに。しばし平坦な区間を走り、西大垣の車庫(これがまた、マルーンの車体が集結していて、かつての西大寺を思わせます、って大げさか!?)を過ぎると大垣に到着です。

電車は大垣で終点ですが、ここから揖斐までさらに養老線は続きます。筆者は時間の関係で大垣までの乗車としました。

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▲大垣駅にて揖斐行き発車!モ603(旧モ1658)-ク503(ク1951)

先ほど乗ってきた大垣行きも折り返し桑名行きとなります。

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▲ク502(ク1752)

何しろ日が短いもので、あっと言う間に暗くなってしまいます。今回養老鉄道の旅では近鉄の古き良き時代を素晴らしい沿線の雰囲気とともに楽しめました。養老山地沿いの山里にはよさげな撮影スポットも沢山ありそうですので、サイクルトレインを活用して・・・とか色々想像してしまいました。

また訪れたい養老鉄道でございます。

(おしまい)

近鉄名古屋圏の世界(1)

出張先で解放となった金曜日、ちょっと寄り道。まずは急行に乗りましょう。

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▲松阪始発名古屋行き急行。2430系列でしょうか、ク2593。

むむ、近鉄名古屋線の急行と云へば、クロスシートじゃないと。
ってことでこの電車はパス。ま、時間はたっぷりあるので・・・

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▲ホームで肉うどんなぞすすり。それにしても「伊勢うどん」でも「松阪牛」でもないと思われるが、心の中でそれらに変換しながら美味しくいただきます。

しばし待つこと、次の急行。

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▲5200系です(嬉)やっぱ急行はこうでなくっちゃ、と一人納得。

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▲この転換クロスシートって良いですよね。

通勤の混雑に耐えきれないということで、合理化の進んだ関東ではほとんど採用されておりません。地方路線の採算性の厳しさとともに、本来の人間として乗客を取り扱ってくれる豊かさを感じます。

さてさて、急行は快適に名古屋を目指して飛ばしますが・・・近鉄富田で黄色い電車を見かけて思わず途中下車!

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▲三岐鉄道801系西藤原行き。

見た目そのままの西武鉄道車両、ちょっと紛らわしいですが、西武時代は701系と言っていた車両です。西武でいう801系は西武101系と同様、張り上げ屋根になっておりますので、雨どいの位置で区別ができます。西武鉄道の701系や801系といった系列は発電ブレーキを持たないグループで主に新宿線で活躍したイメージがありますが、一方、平気で秩父方面にも乗り入れていたような・・・。

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▲先般101系の模型でもご紹介しましたが、古い(筆者的には全然古くないんですけど)西武顔って味がありますねぇ。

三岐鉄道に乗ってセメント貨車タキ1900でも見に行きたいところですが、この後訪れたい場所を考慮するとその時間も取れず。後ろ髪惹かれる思いで、この後やってきた準急名古屋行きに再び乗り込みました。

つづく・・・

運転納め会

いよいよ暮れも押し迫ってきましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか・・・
筆者は鉄仲間TK氏宅で走り収めしてきました。

まずは大の近鉄ファンであるTK氏の車両から。


▲KATOのアーバンライナーとエンドウの2800系+2410系(裾にマルーン塗装ありバージョン)

このアーバンライナー、評判の悪いKATOの台車マウントモータによる動力装置をあっさり捨て去り、エンドウのMPギアを組み込んでいます。中々の難工事だったとのことですが、仕上がりは抜群。見た目にも違和感なくスムーズな走行を手に入れました。
そして、この2800系+2410系の宇治急、一見普通に見えますが、裾にマルーン塗装があった過渡期の姿を再現したモデルプラザ特製品です!室内灯も白色LEDに換装しており雰囲気抜群ですね。

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▲おやおや、むこうからやってきたのはAce2連+スナックカーの更新車2連ですよ・・・

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▲この凸凹編成、実際にも良く見かけますね。近鉄らしい、大変味のある特急編成です。もちろん乗るなら22600系のほうですがね。

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▲手前から30000系ビスタカー三世、22600系4両固定Ace、12200系スナックカー2両固定未更新×2、22600系2両固定+12200系2両固定更新

節操のない筆者と違い、TK氏のコレクションは見事なぐらい近鉄に徹しています!では集合写真を。

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▲通勤型は2+4連に解結して2編成としています。自由自在に分割併合できるのは面白いですね。

近鉄の電機というと狭軌区間の南大阪線や吉野線、伊賀線や養老線で活躍しておりましたが、そのうち吉野線や養老線で活躍したデ61も登場します。

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▲若干ウエスチングハウスを模した感のある近鉄デ61。好ましい凸型電機です。

アダチ製キットですが、天賞堂で完成品として売っているものです。動力はトラクションモータですが、そこそこスムーズな走りをします。スムーズな走行には、手入れの行き届いたエンドウのレールの効果もあります。

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▲黒ワムが似合いますね・・・住友セメントタキを牽引している写真は良く見かけますが、実際はどうだったのでしょうか。

さてさて、私は何を持って行ったかと言いますと・・・

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▲こんな並びはありませんでしたが、おもむろにフクシマのキハ06が登場。何となく雰囲気のあるお二人です。

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▲キハ06の故障時に備えた牽引車として、エンドウのキハ20初期型(バス窓)。

実際にはこのキハ06、「キハ20の世話にゃならねぇ」と若干走行音が大きいものの走り自体は非常にスムーズでした。FMギア、たいしたものです。それにしても、こうして並べるとキハ20が新型気動車に見えます!

さてさて、ここからは秩父の世界ですが、肝心のデキ200+秩父セメント貨物列車は機関車の不具合により退場。1000系による旅客営業のみとなってしまいました。

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▲1002F(秩父鉄道旧塗装)と1009F(関西線塗装)による運転です。関西線色と近鉄って組み合わせも実は似合ってしまいますねぇ・・・

秩父鉄道に残る国鉄101系のなれの果て、1000系は間もなく消えゆく運命です。(ウグイス色の関西線塗装はすでに引退しています)せめて模型の世界では末永く活躍したいものです。

筆者は単純な好みから秩父鉄道の旧塗装である小豆色のツートンカラーと、かつて在住していた奈良を思い起こさせるウグイス色を選択しましたが、1000系を語ると長くなりますので、このお話は別の機会に。

さて、お昼頃訪問して運転を始めましたが、気がつけば19時を過ぎていました。楽しい運転会はこれにてお開き~

2012年12月水戸線小山駅の風景

筆者はお仕事の関係で小山駅に行くことがたまにあります。ま、1カ月に1度ぐらいでしょうか。今日も約束の時間より少し早目についてしまいましたので、両毛線のホームと水戸線のホームをチェックしました。(携帯電話での写真ですので、申し訳ありませんとしか言いようがありません)

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▲水戸線ホームにはステンレスの415系1500番台が。

両毛線ホームには115系を期待して行ってみたのですが、私の苦手な107系だったので早々に退散。次に交直流近郊型の停車している水戸線ホームに参りました。415系、スチール製の元祖はとても好きだったのですが、211系と同じステンレススタイルの1500番台は微妙・・・と思っていたのですが、目の前に交直流型の特徴である屋根周りを見ると、やはり魅力的に感じてしまいます。

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▲国鉄末期を思わせるこのスタイル、ジャンパ栓も凛々しく。

何だか3ドアのスタイルって良いなと思います。首都圏ではいつのまにやら4ドアばかりになってしまいましたからね。ああ、何でコンパクトカメラさえ持ち歩かないのだろう・・・と反省することしきり。しかし悔やんでいてもしょうがない。東北本線上りホームに移り、携帯のカメラで記録がてら、写真をとりました。以下、泣きたくなるほど解像度が悪いですが、一応掲載します。(ナンバーも読み取れませんでした。あしからず)

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▲水戸線勝田行き、勝田より先頭車クハ415-1500。

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▲2両目はパンタグラフ無しの電動中間車モハ415-1500。

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▲3両目はパンタグラフ有りの電動中間車モハ414-1500。

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▲ラスト4両目は小山より先頭車クハ415-1600。

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▲クハ415-1600は小山側からも撮影してみました。

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▲そして全体像です。

ああ、何という体たらく。今度はせめてコンデジぐらいは持参します。ちなみに、スチール製の415系が現役の頃はばっちり写してあるのですよ。

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▲グローブ型ベンチレータに、簡易冷房改造も懐かしい・・・(2006/1/15)

この時は、こんなにも早くこの電車が無くなるなんて思わなかったのですが。今となっては貴重な記録でした。というわけでステンレスの415系も、近いうちに両毛線の115系とともにちゃんと記録しに行きたいと思います。

とりあえずそんなことを感じた、お仕事前のひと時でござりました。
プロフィール

ウラタニハ

Author:ウラタニハ
はにたらうの”ウラニハ”へようこそ!1970年代~80年代に活躍した鉄道が忘れられず模型の世界にどっぷりとハマっています。たまに実物も。更新頻度は高くないかもしれませんが、とりあえず出発進行!

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